赤ちゃんのパスポート取得とビザ申請

申請していた新生児のビザが無事におりたのでまとめてみた。

外国人がこの国で出産した場合のパスポート取得とビザ申請の流れは以下の通り。

〈パスポートの取得〉
1.出産した病院で『出生医学証明』をもらう
2.大使館に届け出る(戸籍を作るため)
3.新しい戸籍を日本から取り寄せる(新戸籍の完成はひと月ほどかかった)
4.パスポートの申請
5.1週間で出来上がる

〈ビザの申請〉
1.出生医学証明を持って60日以内に出入境管理処に届け出る
2.パスポートを取得した後、最寄りの公安に届け出る(ビザを申請するために臨時宿泊登記表が必要であるのでその作成のため)
3.個人で出入境管理処に申請してもよいが代理店に依頼した方がより簡単である(※下記に詳細有り)
4.3週間ほどで出来上がる

パスポートの取得に関して
最初の届け出での持ち物は赤ちゃんの出生医学証明と大使館の窓口に行く人の身分証明書である。

〈パスポートの申請に必要な物〉
・戸籍謄本1通
・パスポートの申請用紙
・写真4.5×3.5 1枚

赤ちゃんの場合は親が代理申請することになる。
申請用紙の記入見本があるので大使館で記入するのをオススメする。

その他、わからない事があれば日本大使館に電話して聞けるのでパスポートの申請は簡単であったが、ビザの申請は注意が必要である。

まず、60日以内に出入境管理処に届け出ないといけない。
これは大使館への届け出と同タイミングで行った方が効率が良い。

次に、パスポートが出来上がった後、最寄りの公安へ届け出る。
外国人はみな公安で臨時宿泊登記表を発行してもらうし、先述のとおりその臨時宿泊登記表がないとビザの申請ができない。

我が家の最寄りの公安はビザありの外国人の登記表しか発行したことがないらしく、最初、この国で生まれた赤ちゃん、つまり、ビザなしの外国人の臨時宿泊登記表は発行できないと言われた。

まずは出入境管理処に行ってビザの申請をしろと。
しかし出入境管理処に確認するとビザの申請には臨時宿泊登記表が必要と言う。

矛盾している…

どうしたものかと、頭を抱えていたところ、偶然、日本人向け情報誌ジャピオンのビザの代理申請〈赤とんぼ〉の広告を見かけた。

日本語が使えるようだし、ビザの相談OKと書いてあったので意見が聞けたらいいなぐらいの気持ちで電話したのだが、この時の代理店の方が親切で、代わりに出入境管理処に電話して聞いてくれた上に、公安で(電話越しに)登記表を発行する人に話をしてくれ、そのおかげで新生児の臨時宿泊登記表を発行してもらえることになった。

公安への届け出の際の持ち物は
・赤ちゃんのパスポート
・住んでいる家の情報
→賃貸か持ち家か。
賃貸の場合→大家の名前と大家の公民身分番号が必要

ここで重要なのが、実はこの際に発行してもらった臨時宿泊登記表は有効期限が1週間であること。

つまり、1週間以内に赤ちゃんのビザの手続きをしないと無効になってしまうのである。

とても親切だった赤とんぼさん、だが今回は別の代理店〈ショーバ说吧〉にお願いした。
連れの通っている語学学校に入っているビザ申請代理店であるため便が良いのである。

〈ビザ申請に必要な物〉
・新生児のパスポート原本
・両親(父母)のパスポート原本
・新生児の臨時宿泊登記表原本
・両親(父母)の臨時宿泊登記表原本
・新生児の出生医学証明
・写真4.0×3.0 1枚
・戸籍謄本の中国語訳 2通(日本大使館に依頼、1通90元、1週間で出来上がる)
・外国人出境カード(中国に入国する際に書く黄色いカード)
・ビザ申請用紙

ビザ代理店に必要と提示された上記の物を渡し、待つこと3週間。

外国人居留許可(ビザ)が貼られたパスポートが返却された。

15歳以下は健康診断書が要らないため1年以上のビザが取得できる。
ビザの代金は800元(1-3年用ビザ)。
代理店手数料500元。

中国に入国する際に取得したLビザ(観光90日)が切れる時にビザの延長を個人で行ったが、上の子のビザは1年間であった。
この時、ビザ代理店に依頼していればうちの二番目ちゃんのビザ同様、1-3年のビザを取得(本帰国するまで滞在できるビザ)することができ、手間が省けたのかと思うと何となく残念でならない。

しかし、配偶者である私はやはり最大で半年のビザしか取得できないようなので、上の子のビザが切れるタイミングで私のビザも切れるのでその際に一緒に申請するしかない。

あと一度ビザの申請をすれば終わり。

そして北京滞在も終わり、ということか。

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