Brasserie FLO 福楼法餐厅でミュシャの傑作ジスモンダ!!

国慶節連休三日目はフレンチレストラン、FLOへアフタヌーンティーをして行きました。

このちらのFLO、レストランウィーク参加の常連レストランな上にレストランアワードなどたくさんの賞を受賞、日系の雑誌や欧米系の雑誌などでも取り上げられている有名店です。


オンラインでメニュー確認できるのですが、実は料理自体にはあまり惹かれず、代わりにこのフランス式アフタヌーンティーとはどんな感じなのだろうか??と思い、家族で体験してきました。


FLOは霄云路にあるので我が家からは徒歩で30分。

この辺りは別荘地になっているので車での訪問が前提なのかも知れません。


14時に到着。
予約なしでしたが、普通に案内されました。
一応、ランチは11時から15時、そして15時からディナーの営業開始です。
アフタヌーンティーは何時から始まるのか分かりませんが、ラストオーダーは16時半。

そして、席に案内され、店内をぐるっと見渡し、驚きました。


この絵、誰の絵か分かりますか?

チェコ出身、パリで活躍したポスター画家、アルフォンス・ミュシャ(チェコ語読みはムハ)ですよ。

そしてこの絵は言わずと知れた、女優サラ・ベルナールを描いたジスモンダ。

ミュシャの代表作にして彼を一躍有名にした作品でもあります。


そして反対側にも2枚、ミュシャの絵が!!!


連作、四芸術の詩


同じく連作、四芸術の絵画

すぐさま立場の高そうな店員を呼び止め、話を聞くと、この絵は本店からやって来ている絵で本物であると思います、と。

うーーん、なるほど。
ここの本店は1901年からパリにある老舗ブラッスリーで、店内は美しいアールヌーボー調。
まさにベルエポック時代の代表のような内装・装飾、そして私の記憶が正しければ、このレストランはミュシャのデザインしたレストラン。
パリに短期で滞在していた際に軽く勉強しただけの付け焼き刃ですがミーハーな私は一瞬で魅了されました。
パリにはこの他にいくつかミュシャのデザインしたレストランがあります。
ブラッスリージュリアンなどもその1つだったと記憶しています。

ポスターなので同じ絵が何枚あってもおかしくないし、本店が本物を数点所有し、それを支店に飾ってもなんにもおかしくない。

この経緯をふまえると、この絵が本物である可能性は非常に高いわけです。

今年の1月、チェコに寄った際に、今年の12月までという期間限定のミュシャ展も観に行き、他にもミュシャミュージアムも行き存分にミュシャを堪能してきました。
カタログも買い、有名どころのポスター一式買いました。

まさかの、ミュシャをここ北京で鑑賞できるなんて。
もう完全に思わなんだ。

パリ本店の様子は知っていますが、北京店の話に関しては色んな人のブログを拝読したり(日本のみならず中国人の口コミやアメリカ人のサイトなども)、実際行った人に話を聞いたりしましたが、誰一人としてミュシャの話をしている人はいませんでしたよ。

みなさん、興味がないのでしょうか??

アールヌーボーを代表する有名な画家で且つ、彼の一番有名な絵が飾ってあるんです。

日本でも大変人気の画家で、もし、この3枚のうちどれか1枚でも日本の上野に来ようものなら、2時間・5分は間違いないでしょう(2時間待って5分の鑑賞の意)。

非常にもったいない。

そう感じるのは私だけでしょうか、、、。


ミュシャの絵と店内の様子

さて、ミュシャについて熱く語ったところで、料理に話を戻します。


メニューにある、アフタヌーンティーセットを、連れはイングリッシュブレックファースト、私はアールグレイを頼みました。


メニューの方にはサンドイッチやケーキなどいくつか書いてありましたが、何ぶん1つの大きさが小さすぎる!笑


フルーツ盛り合わせもセットになってます。

フランス式のアフタヌーンティーはこんな感じ?
紅茶も茶葉でなく、ティーバッグでしたし。
勉強したことがないので分かりませんが、ロンドン滞在中に訪れたサヴォイホテルのティールームをイメージして行くとあまりにも差がありすぎて比較出来ない。

スコーンが無い代わりに、サンドイッチで調整するのかな?なんて思ったら、肝心のサンドイッチ、親指の爪くらいの大きさ(笑)

もう一瞬で平らげ、足りない。。。となる我が家。

仕方ないのでメニュー片手にどうしようか、と悩んでいると、店員さん、ショーケースからもお選び頂けます、と。
メニューに載っていないスウィーツなんかもテーブルにお出し出来ます、だって。


そうと決まれば、さっそく見に行き、


マカロン12元、チョコレート5個15元、カヌレ12元


クリームブリュレ68元


チョコレートケーキ オペラ36元

追加分を食べてようやくお腹も落ち着き、後はのんびりと紅茶片手にミュシャの鑑賞。

本当に美しい。
ため息しか出ない。

ミュシャ見たいがためにまたここに来るかもしれないな、、、。

コメント

  1. ふー より:

    教えてください
    はじめまして
    わたしも最近北京にきました
    アフタヌーンティーは結局いくらでしたか?ケーキなど追加すると追加した分お金は発生するのでしょうか?
    絵についてもとっても勉強になりました!かなり興味あります

  2. 梵3 より:

    RE:教えてください
    ふーさん、コメントありがとうございます!

    アフタヌーンティーは 198元/2人 でした。最初の方にのせたメニュー表に値段も書いてあったので端折ったのですが、やはり書いておけば良かったですね、すみません!

    ケーキを追加で頼むと頼んだ分だけ追加料金が発生します。
    このほか写真にはないですが子供2人にオレンジジュース1つずつ注文して、更に10%のサービス料を乗せると合計で450元くらいでした。

    とにかくミュシャの絵がいいんですよ!
    是非楽しんできてください!!

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