ICAで4/6/2013~特別展がやっているとREDライン(電車)の広告にあったので行ってみました。
前回の訪問では1フロアしかなく、なんだか物足りなかったのですが、今回は期待を裏切りませんでした。
前回買ったチケットがたまたま残っており、よく見たら今回の特別展に関する記載がありました。
しかも!このチケットで特別展が観れるとあるので持っていったら常設展コーナーもセットで無料で観ることができました。
捨てないで良かった
常設展は前回と同じ内容でしたので、特別展をメインで楽しみました。
McGeeはストリート・アートに興味を持った芸術家でそれをわかりやすく表現しています。
1980年代、サンフランシスコで一種の反社会現象とも言えるストリート・アートが若者の間で流行していたのですが、このMcGeeもそのうちの1人として活動?していました。
ストリート・アートに関する写真を集めた作品です。
彼の作品の中で有名なのがこちら。
トイレの中で若者がスプレーを持ってまさにアートを描いているところです。
ちょっとガラの悪そうな?場所にありそうな光景…でなんとなく納得
グラフィティに興味を持っている彼ならではの作品。
スプレーを持った人形がアートを描いているところです。
これは人形の腕が動くので先ほどの作品と少し違います。
隣のホームレス、という作品です。
隣人のようにホームレスはどこにでもいる、ということだそうです。
今度は若者が路上でアートを描いています。
トイレでこっそり描いていた時に比べると大胆さが伺えます。
スプレー缶や革ジャンです。
McGeeがグラフィティでテーマにしているのがホームレスです。
〈浮浪者や街が排除しようとしているもの、隠そうとしていることをみんなに見せることだ〉
と彼自身の言葉にあるように、ホームレスの多いサンフランシスコで活動していた時に強いインスピレーションを受け、活動を通して、そして美術館に展示されるようにまでなった、というのがすごいです。
しかも、ストリート・アートで、ですよ?
どう考えたって違法です…でも彼の反社会的な活動を通して、世の中に伝えたいという気持ちが勝ち、そして世の中もそれらに関心があったからこそ、彼の作品は人気があるのだと思います。
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