最悪だったポーラ美術館を去り、気分直しに向かったのが、
箱根ラリック美術館
ポーラ美術館から車で5分程度、小さい街なので近くに美術館などがコンパクトにまとまっています。
ネットの情報からオリエントエクスプレスの展示があることを知って今回は無理でも次回あたりに行こうと思っていたのですが、望まないハプニングで時間が空いたので取り敢えず向かいました。
オリエントエクスプレスは宝飾作家のモネ・ラリックが内装を手がけた事で、このラリック美術館へ。
そして知る人ぞ知る、そのオリエントエクスプレスの食堂車がなんと!!箱根のラリック美術館でティーサロンとして展示されています!
その名も、ル・トラン
英語読みで、ザ・トレインってところですね。
時間予約制で(当日予約のみ)、45分間オリエント急行の当時使われていた食堂車の中に入ってお茶やお菓子を楽しめます。
Webページの写真を見ると優雅でとっても素敵❤︎
ここへ来たら絶対オリエント急行も観る!と決めていたので、入館して早速予約をしようと行ったのですが…
ラリック美術館に到着したのが15:30、
オリエント急行の最終予約時間が16時、
美術館の最終入場は16:30で17時に閉館。
オリエント急行の方は途中での出入りが許されていないため、45分間ガッチリ拘束されることになるので、美術館の方をゆっくり観る時間がなくなります。
悩んだ末…
美術館の方は次回ゆっくり回るとして、今回はワクワクのオリエント急行のみを体験することにしました。
時間まで少しあるので廊下のあたりとかを見学。
2100円です。
子供も大人も同料金(本当に赤ちゃんは無料)
今回はごまのマフィン
そして時間になりオープン!!!
アガサ・クリスティーンのオリエント急行殺人事件の舞台になった列車。
去年の12月にもリメイク版が映画になって若い世代でも知らない人はいないんじゃないかってくらい有名な列車だと私は思っています。
乗るときは奥の方から、降りるときは前の方からです。
列車のレトロな感じが最高です〜
いよいよ食堂車の中へ
我が家の予約席です。
内装外装は殆ど当時のまま。
椅子の張替えはあったそうですが、ランプシェードのデザイン含め、当時のデザインを再現しているそうです。
窓際の銀のレバーは窓の開閉用で当時のまま。
銀レバーの右横の9という番号は席の番号、その横の白のボタンは呼び鈴で、これらも全部当時のままです。
チップの習慣があるので、テーブルごとに給仕さんが決まっていますからね。
ごまの香りが香ばしいです( ˊᵕˋ )♡
メレンゲも美味!
コーヒー・紅茶・ハーブティーから選ぶことができて、子供はオレンジジュースとアップルジュースからも選べます。
こちらがラリックのデザインしたガラスレリーフ
女性と男性とぶどうのデザインということで、この食堂車でワインを楽しんで欲しいという願いが込められているのだそうです。
近くからもう1枚。
素晴らしいレリーフを眺めながら、レトロな雰囲気の中で頂くティーとお菓子は最高の一言❤︎
食器全部にロゴが入っています。
ノスタルジー イスタンブール
オリエントエクスプレス
トルコのイスタンブールからからパリまで運行していました。
当時バカンスの概念がやっと芽生え始めた時期だったとかで、このオリエント急行はコートダジュール号と名付けられています。
出口のところにあるディスプレイの1つに、ミュシャのポスターもありました!
同じくアール・ヌーヴォー時代を駆け抜けた人たちですもんね。
もう、全部が良かった…
また絶対こよう。
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