半年以上も前の事ですが、記録として。
ボストンはHarvard大学はじめMITや研究機関、世界的に有名な病院も集まっていることから通勤通学に便利なバス路線や地下鉄の駅付近などはすっごく家賃が高いです。
実際に見せてもらった大学の寮の部屋代が$1800でした。寮じゃないの?!と驚きの値段です。。
とはいえ、外国で家探しなんてどうすればいいんだろう??という感じで、適当にネットで「ボストン アパート」のキーワードを入れて検索をかけたところ、HPが一番見やすかった日系不動産のCHINTAI(日本語が通じます)で気になる部屋について問い合わせたところ、縁ができました。
ボストンは古い建物が多く、築100年もしくはそれ以上の建築物が普通にあったりします。それら古い建物のほとんどには鉛が使用されていて、この鉛に対する子どもの被爆量が決まっていることから、いい部屋が見つかっても子連れファミリーは住むことができなかったりします。
また、アメリカではリビング・ダイニングがあるのは当たり前なのか、間取りは寝室とバスルーム(ユニットバス)の数で言います。因みに我が家の間取りは1Bed1Bathです。日本の感覚だと小さいイメージですが、70㎡くらいあります。誰かのブログでアメリカの1LDKは日本の4LDKに相当する!という書き込みを見た事がありますが、4LDKではないにしろ3LDKはあります。
当初、HPに掲載されていた部屋で仮申込みをするかどうか連れと相談しようと1日保留にしてもらっていたところ、別の客が気に入り即決してしまったという経験をしました…部屋を抑えるためには仮申込が必要なんですが、仮申込をするのに手付金を支払う必要があるんです。迷ってるうちに他の人が…なんてあることだし仕方のない事なんですが。。
けど、代わりに同じマンションの別の階の部屋が空いているとう情報をもらい今度は即決。
アメリカでは家賃はチェック(小切手)で支払います。本人名義の小切手は当然持っているわけがないので、手付金は不動産経由での支払い、つまり、不動産名義の小切手ですが、こちらはクレジットでその分の金額を支払います。
申込書の記入も全部英語で、これも慣れなくて間違いだらけで何度となく電話とメールでやり取りして、ようやく仮申込が完了。
そして、いよいよ本申込みですが、今度は必要書類が出てきます。
・パスポート
・I-20(我が家はFビザ留学なので)
・口座の残高照会(英文ドル建て)
パスポートとI-20は家族分、口座残高は契約年の家賃の3倍の額が口座に入っていないといけません。
例えば1年契約で、家賃が$2000/月 だとしたら$24000/年 口座には$72000あるのが条件なんだそうです。
金額は1つの口座ではなくても良くて、複数口座の合計金額がそれくらいあればOKとのことですが、それを英文ドル建てで銀行から証明を取ってくるのは大変です。我が家の場合、メインバンク(窓口がある)は都市部にあったので電車で片道30分かかります。証明書自体は1週間ほどで出来上がるそうです。
しかし幸運なことに、連れの勤務先がfunding letterを書いてくれるらしく、これを大家さんに提出したところ、充分な金額だから口座残高証明は必要ないと言われ免除されました。
契約書もネットでのやり取りです。添付された契約書を印刷→サインして画像を取り込んで添付。で、大家さんのサインが入った契約書が添付されてきたり、という感じです。
そして、最初の契約月の家賃を送金し(クレジットで支払うことも可能)契約完了。
相当疲れました。このやり取りだけで2週間強はかかりました。
時差の関係で電話できる時間も限られていますし、正直なところ実際に部屋を見ないでの契約で、まして顔も見た事のない相手にクレジット番号教えたり送金したり、初めての経験で不安も大きかったです。
けど、部屋の写真をメールで添付してもらったり、渡米後はホテルまで迎えに来てもらって一緒に鍵の引き渡しをしてもらったりと、親切に対応してもらいました。
余談ですが、ボストンでは部屋に洗濯機を置ける(付いている)アパートは限られてます。Alewifeの方にある巨大集合住宅群では部屋に洗濯機が置けるそうです。日本人率も高く、コミュニティやサークルもあるそうです。
我が家は部屋におけないタイプのアパートですが、代わりに住民専用のランドリールームがあります。アパートによってはお金がかからないそうですが、うちのアパートは洗濯1回25セント4枚、乾燥1回25セント4枚必要です。両替機はないです。最初は苦戦しましたが、今ではお釣りで25セントが来るように出す名人になりました。
アパートの契約書には部屋の壁や天井に取り付けるような電化製品は不可、小型で且つ持ち運び可能な電化製品は応相談との記載があるので、アメリカではポータブルの洗濯機が売っていることから(amazon.com)住民によっては置いてるのでしょうか…適当なことは書けませんが。
そうそう、同じマンションの日本人の方で洗濯だけして部屋で干している方もいました。部屋干し独特の衣類の臭いもないですし、空気の乾燥も半端ないので良い考えです。アメリカは日本と違って外に洗濯物を干す習慣がないです。外に洗濯物を干すのはヤバいとこの地域だけだよ、と教えられました。
見ないで契約した部屋ですが、添付してもらった写真と変わらなく安心しています。
やや郊外ではありますが、住めば都です。
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