それでいいのか…レ・セゾン

6月も後半にさしかかり、そろそろ帰省など夏の予定を立て始めました。

6月と言えば、我々の記念日があります。

レ・セゾン、帝国ホテルに入っている老舗フレンチ。
このホテルでウェディングセレモニー&パーティーをしたので記念日にはこのレストランのフレンチを食べるのが夏の楽しみの1つだったりします。
去年は何故か行けず(何でかは覚えていない。。)、一昨年はロンドンのサヴォイホテルで祝いましたので、今年こそは!!と思い電話をしたのです。

が、、、!

大人2人、子ども2人(4歳と2歳)と伝えたところ、10歳以下の子どもは利用できないとのこと。

私→知ってますよ、メインダイニングはそうですよね?うちは個室を予約したいのですが。

と返したら、個室も10歳以下は利用できません、と。

え??以前子どもが1歳か2歳の時に個室で食事したことあるんですけど、いつからそんなシステムに?理由は?

詳しく話を聞くのですが、要領を得ないので話が分かる人に代わってもらったところ支配人と名乗る方が出たので同じ事を質問させて頂きました。

すると、2014年の1月から10歳以下の子どもの利用は遠慮してもらっていると。

理由は、ビジネスマンの方などから子どもがうるさい等の苦情があって、、、と言っていました。

メインダイニングに小さい子どもがいて騒いだり泣いたり迷惑ってのは理解できますが、個室ですよ?!
利用したことあるので分かりますが、少なくともよく話に聞く壁の薄い安アパートと同じ作りではなかったと記憶しています。

もし個室から声が漏れるくらい本当に子どもが泣いたり騒いだりしていたんだとしたら、それは退室を促すなどその家族に強く言えないレストラン側の対応がいけないのであって、10歳未満の子どもを全て閉め出すのは疑問が残るし、個室にまで年齢制限を設けるのはやり過ぎな気がします。

子どもが原因で商談が失敗したんだったら、それは子どもが原因ではなくて完全にそのビジネスマンの能力不足。
子どもはただの理由付けとしか思えません。

日本に限らず色んな老舗レストラン、老舗ホテル利用してきましたが、「子どもが、、」って言っている所は1つもなかったですね。
子どもがいると落ち着いて食事ができないから〜という理由で子どもを預けて大人だけで食事をすることはあっても、レストラン側から子どもは遠慮させて下さいなんて、オペラやクラシックじゃないんだから。
しかも個室もダメって。
家族で想い出の場所で想い出を重ねたかったけど、もうもうもう「残念」の一言。

こういうのって声の大きい方の主張がどうしても通りやすいので、子連れももっと主張していかないといけないですね。
日本って社会が子どもに厳しいから子連れってどうしても肩身の狭い思いをするし、安心して子どもを連れて出かけられない。

支配人が言っていました。
うちのレストランも昔は新生児連れの方には個室、メインダイニングは4歳から、と謳っていました、と。

時代とともにニーズが変わり、対応するために変化して行く事は大事ですが、その変化はやはり「進化」であるべき。
少なくとも私の経験した、そして知っている「一流」からは離れて行ってます。

最後は支配人に「子どもの権利がこんなに弱くてどうする!」と訴えてしまいました。
子どもはずっと小さい訳ではないし、子育てもずっとしている訳ではないので子育て中の声って繋がりにくかったりするんですよね。
とにかく熱くなったし、色々と考えさせられました。

しかしずっと熱くなっていても仕方が無いので、気を取り直してもう1つの想い出のレストラン アリスガーデンに電話をしたのですが、こちらも残念な事に閉店中。
調べると、国立競技場の敷地内にあるレストランなのでオリンピックの関係で閉店との事。

このレストランもフレンチなのですが、クリスマスに連れがサプライズでプロポーズしてくれたお店なんです。
デザートの代わりにドームカバーのかかったお皿が登場して開けると、エンゲージリングがあって。
思い出すだけでワクワクします。

さて、今年の記念日はどこでお祝いしようかな。

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