北京での家探し

米国にはもう1年滞在する予定でしたが、北京に留学するという連れと一緒に今年の夏から北京に住みます。

滞在が決定したら、まず始めることは家探し。

ボストンの家を借りる際には日系の不動産屋エイブルに仲介をしてもらいましたが、北京にはエイブルは進出していないようでした…
日本や米国同様、中国でもネットから物件を探すのが基本なようです。

まず、キーワードを入力すると、日本人向けの不動産を多数扱っているサイトがいくつか出てきます。
が、物件は最低でも10000RMB(人民元)!
我が家が駐在ではないので家賃補助なんてでません。
ちびの幼稚園も始まることを考えると、家賃は6000RMB(10万円?)前後まで。
北京では外国人の保育料は高いのです。
今のところ調べた中では7万/月が一番安かったです。

色々と試行錯誤した結果、中国語で検索エンジンにかけました。
(余談ですが、日本語で書かれ不動産のサイトに問い合わせメールを出しましたが、期待はしていませんでしたが、最初の返信も遅く、しかもそれっきりです)

という訳で、今回利用した物件のサイトです。

Century21(21世紀中国不動産)
日本でも馴染みのある不動産屋です。

焦点房地産網
どこかのサイトで一番情報量が多いと評価されていました。

58同城
他のサイトは無いかと調べていた際に見つけたサイトです。

北京租房子Ganji
http://bj.ganji.com/fang1/
北京近郊に住んでいる親戚に教えてもらったサイトです。
このサイトは他にも中古車販売の情報や幼稚園をはじめ子どもの学校の情報も検索することができます。

1つの物件が複数サイトに登録されていることもありますが、これでおおよその家賃と条件が絞れます。

物件探しをしていて驚いたのが、バスタブがついている物件が殆どなかったことです。

家具家電が完備されていることが多いのですが、物件情報の写真を見ると、リビングや寝室は壮麗華美な装飾なのに、バスタブが平気でついていないのです。。。
当然のことながら、欧米式のバスルーム構造なので、トイレバスは一緒です。
バスタブがないとなると、シャワーを浴びたあと床がビチョビチョになるじゃありませんか!
これには本当に驚きました、というかショックでした。
中には、トイレの上にシャワーがついているような物件もあって、平気で予算近い家賃がついていました。

なんとか、バスタブがついている物件を、なくても中にはガラス張りで仕切りがある物件もあったので、そのような物件を探していました。
が、これも予算が6000RMBでは数が絞られます。
苦労してみつけたバスタブ付きの物件をリストアップし、各物件を管理している人に連絡を取りました。

実はこのやりとりもなかなか骨が折れました。
バスタブはあるのかと聞くと、ある、と答えるのですが、実際に見に行きたいと伝えると、突然他の物件を勧められたりするのです。
1分前にアップされた物件について尋ねると、既に契約済だったり。
6階建ての6階の物件でwebページにはエレベーターがあると記載があるにも関わらず、実際に聞くとエレベーターがない、と。
子ども連れてベビーカー持って6階まで階段であがれません。

いい物件を見つけても、こんなやり取りがずっと続くのです。

ネット情報は信用できません。
さすがに疲れてしまったので、北京近郊に住んでいる叔父に直接物件を見に行ってもらいました。
しかも2回ほど二日がかりで。

叔父が見た中で唯一バスタブ付きの物件があったのですが、前の住人が退去したばかりで掃除と修繕の最中ということでした。
契約する旨を伝え、終了後直ちに連絡をもらい、契約をする予定でしたが、どういう訳かその間に他の人と契約をしてしまって、振り出しに戻ってしまったのです。
中国では家賃交渉をするのが当たり前ですが、言い値で借りる人もいます。
不動産屋も条件のいい借り手に貸すのでしょうね。

落ち込んでいたのですが、その日のうちに条件にピッタリの家が見つかったのです!!
残念ながら、バスタブはついていませんでしたが、これは毎晩の調査の結果、後から置くだけのバスタブ(アクリル製、木製)が売られているのです。
サイズも様々で小さいのは、長さ80cm幅55cm高さ60cmというものがありました。
本当に小さいですが、床がビチョビチョになるよりはマシです。
これからちびのトイレトレーニングも始まるのに床が湿っていたり水浸しは耐えられません。。。

この点を除けば、家賃は予算内、家具家電付き、駅徒歩5分、大きい外資系スーパーへのアクセスも抜群。
なにより大きくて奇麗なL字型システムキッチンがついていました。
叔父の計らいで500元の値引き交渉にも成功!

叔父もこの家なら安心して勧められる、ということで早速契約、本来住むよりもひと月多めに契約しましたが、この時期は留学生の物件探しで、いい目の物件はすぐに契約してしまうんだとか。
仕方ないですが、この家探しでは散々眠れない日を過ごしてきたわけだし、6月に入ってすぐに家探しを始めたのでひと月以上は費やしています。
これでようやく終わったのです。

私は幸いにも、北京に親戚が住んでいたので直接見に行ってもらうことができましたが、そうでない方は直接現地に行って探すしかないです。
ネットと不動産屋の情報だけで契約してはいけません。

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