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上の子(10歳)の脂腺母斑の手術をしました。
生まれつき、左頭頂部に髪の毛の生えていない箇所がありました。
産院では生まれつきあるものだから平気!と言われ、その後予防接種等で通っていた小児科クリニックでも不安で聞いたところ、1歳を目処に髪の毛が生えてくるのでは?と言われ様子を見ていました。
が!!当然のことながら髪の毛は生えてこず。
その後、ボストン→北京と引っ越し。
脂腺母斑と確定診断されたのはなんと北京にいた時に通っていた病院でした。
- このまま待っても髪の毛が生えることはない
- 中年以降(40-50歳)癌化する可能性ある
- 小学生に上がる前に手術で取る(この医師は概ねこの時期を推奨)
- 子供だから全身麻酔(動いたら危険だから)
- 手術時間は30-40分程度
- 周辺の皮膚を剥がしながら縫合する
- 皮膚の伸びがいい子供のうちにやった方がいい
上記のようなことを言われ、とにかくショックでショックで。
その日は大泣きしました。
こんな小さいのに全身麻酔?!そんなの考えられない!!と。
日本に一時帰国した際に皮膚科に行き、改めて脂腺母斑だと言われ、自分なりにも調べに調べ最終的には手術しかないのだと覚悟を決めたものの、全身麻酔に抵抗があったため手術のタイミングをどうするのか、というのが悩みでした。
ただ、小学生でも高学年になれば局所麻酔で手術できると言われたので、局所麻酔ができる年齢まで待ち、仮に全身麻酔だったとしてもある程度年齢がいけば多少は安心かな、という気持ちもあったので、とりあえず様子を見つつ時期がくるのを待つことにしました。
高学年というと、5年生6年生、中学生あたりが限界かな、という認識でしたので、5年生あたりを目安の1つとして考えていましたが、時期を同じくして母斑の一部が変化しているのに気がついて、近所の形成外科にすぐにかかりました。
本音を言えば、この近所の形成外科医は手術をよく行っていると知っていたので、このクリニックで局所麻酔でやってもらえたらいいなーと思っていたのですが、うちの子の脂腺母斑は500円玉サイズ、そのクリニックで手術できるのは小指の爪くらいの母斑までだと言われ、大きい病院を紹介してもらうことになりました。
入院することを考えたら近くの病院がいいと思っていたので予め候補の1つだった病院を紹介してもらい、翌週には早速受診。
市民病院でしたが、中規模の病院なので形成外科の医師は1人だけ。
診察してくれた医師がそのまま執刀医ということになります。
いろんな医師を見てきたけど、見てきた医師の中で一番キビキビ、テキパキした医師でした。
こちらの言うことや質問も1つ残らず聞いてくれたし、仕事ができる感じがして安心しました。
脂腺母斑のサイズや手術時間(1時間程度)、高学年ではあるが子供への負担(精神面含めて)を考えたら全身麻酔を勧められました。
やっぱ、全身麻酔か、、と。落胆し、こっそりため息をついたのも聞き漏らさなかったようで、
大丈夫ですよ!みんな不安ですからね。不安解消するためには麻酔科医の話も聞いた方がいい!今から呼びますね!と言って院内携帯ですぐに麻酔科医を呼んでくれたのです。
別室で不安や疑問を全部聞き、完全に安心か?と聞かれたら、実際に全て終わらないとやっぱり不安は残るけど、全身麻酔に対する不安は多少和らいだと思います。
この形成外科は平日午前は外来診察、午後は手術。
その中でも全身麻酔の手術は毎週木曜日で、2泊3日の入院になるのだそうです。
水曜日に入院、木曜日に手術、金曜日に退院。
医師の予定と照らし合わせて、一番早い日程が8/4だったのでお願いしました。
先の予定にしすぎると逆に変わってしまう可能性があるし、どうせやるなら早い方がいいです。
夏休みの間にゆっくりと療養することもできますし。
ちなみに、コロナ対策で面会は禁止、子供は小児病棟に1人で入院になるのだそう。。
ただ、付き添いを希望する場合は個室を選択できるそうですが、小児病棟の個室はたった2部屋しかなく、より重篤な症状の患者優先なので確約はできず前日になるまで入れるかどうかも不明、と言われました。
それでも付き添いできるのではればそれに越したことはないので、ダメもとで個室希望をあげておきました。
コロナで学校のお泊まりイベントも全部中止になって、初めてのお泊まりがまさかの入院だなんて。。
考えただけでも可哀想で可哀想で涙が出ました。
手術の日まで3週間切っていたので、同日帰宅前に手術前検査(尿検査、血液検査、心電図など)もついでに行い、最後に手術に向けた冊子もらってこの日は終わり。
そうそう、髪の毛は剃らずに手術するそうです!
形成外科は見た目を重んじる科だから髪の毛剃るなんてことはしません!と言っていました。
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