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旅も終盤。
このあと、仙台に寄港する予定が台風13号の影響で寄港地変更。
まさに戻るルートに立ち憚るように下から近づいてくるのでこのままでは正面衝突?!
それを避けるために、ウラジオストクからダイレクトに下にくだり、九州をぐるっと回って下から横浜港に戻ることとなりました。
そんな訳で丸々2日終日後悔。
オンボードクレジットを一人50ドルもらったので船内の有料レストランを楽しみたいねーなんて話をしながら朝ごはんに向かおうとドアを開けたら、、、
ないのです。
ドアにくっつけたマトリョーシカマグネット。2個とも。
あ、落ちたのか?
と思って、ドアのすぐ下や部屋の前の廊下など念入りにチェックしたけど、どこにもない。
というか、マグネットくっつけてから朝までドアの開閉していないから勝手に落ちるなんてことはあるのか?
とにかく、せっかく買ったマトリョーシカマグネット。
可能であれば見つけて回収したいので、まずはフロントデスクに電話。
落し物とか、何か落ちたもの拾った人はいないか、聞きました。
その電話に対応した人が今回のクルーズ旅行でいつどのタイミングでフロントデスクに行っても必ず当たる、日本人通訳のミスター・ソノダ。
電話したこのタイミングでも当たってしまいます。
事情を話したら、人を向かわせます。と言うので待っていたら、
来るように言われたんだけど。と言って来たのは、部屋担当のインドネシア人男性。
え。この人いい人なんだけど、英語そんなに話せないんだって。
一応、何か見てないか、拾ってないか、聞いてみたけど。
知らない。分からない。という返事だけ。
うん、そうだよね。ありがとう。
もーー!と思いながら、フロントデスクに再び電話。
ソノダさんを呼んでもらいます。
再び事情を話したところ、ソノダさんから、
「廊下には防犯カメラがついています。今からセキュリティに連絡してチェックしてもらいますから、少し待ってください」と。
それは有難い。ぜひお願します、と待つこと30分。
電話がかかってきたので結果を聞くと、
「昨日の深夜0時から今朝の8時までチェックしてもらいましたが、異常は見られませんでした。廊下はいろんな人が通っていますので、手をドアに伸ばした程度では盗ったかどうかの判断はできませんでした」と。
0時以前の時間はチェックしてもらえないか、聞くと、
「セキュリティも他にも仕事があります。今回は無理を言ってやってもらっています。後は落し物の届け出を出すことくらいしかできません」
そっか。。。
と諦めかけたところ、連れが電話を変わってソノダさんに色々言い始めました。
そうしたら、0時以前もチェックしてもらえることになったのです。
ただ、その時の話しに不審点を感じたと連れが言うので、電話を置いた後、家族でフロントデスクに向かいました。
フロントに行くも、姿が見えないので、呼んでもらいましたが、いない、というのです!
そんなはずはないでしょ。
さっきまで電話してたんだけど。
こちらも納得できないので、ここは交渉のプロである連れが色々言ました。
結果、マネージャーの部屋に通され、話し合いをしていたところ、衝撃事実発覚。
マネージャーの話しでは、
「廊下に防犯カメラはないし、それを確認できる権限はマネージャークラスだけ。ミスター・ソノダはうちのクルー(MSCの社員)ではありません。ただの通訳要員です」
えええーーー!
廊下の防犯カメラを確認させていますってのは?
深夜の0時から朝の8時まで確認したもらったって。
人がドアに手を伸ばしたとかなんとかって話しもあったよ。
あれ、ぜーーんぶウソなの??!!
ウソだと言う事は分かっても、次どうすればいいのかよく分からない。
かなり具体的な話しだったから、ウソだなんて思わなかったし、むしろ信用してたから、すごくショックで最初は言葉が出てこなかったけど、
マネージャーが、ミスター・ソノダを呼べ、と近くにいたクルーに言ってソノダさんやってきました。
すぐ隣の控え室にいたようです。
やっぱりいたんだね、と内心思ったけど、ショックの方が大きくて私は無言。
連れが、マネージャー他全員が理解できるように敢えて英語で、うちらと電話で話した内容を尋ねました。
驚いた事に、ソノダさん、すべて事実、と潔く認めてくれたんですよね。
私たちの眼の前でマネージャーが叱責してくれて、お詫びに、と子供たちにドレミちゃん人形をくれました。
直後なので、気持ちの整理がつかず、この後2時間くらいは無言で落ち込んでいたっけ。
子供たちが、
他のドアの装飾はそのままなのになんでうちのだけ無くなったの?しかも2個とも。
と聞いてくるのですが、ママも分からないのよ。
落ちたんだったら、ドアの近くにあるだろうし、2個いっぺんに無くなるのはやっぱり不自然さはあるよね。
でも、多分もう戻ってこないから。
これからは無くなって困るモノは2度と人目に付くところに出さないって決めました、、、。
それにしても、あんなデタラメを堂々と言うなんてすごすぎて。。。
連れが言うには、英語のできない日本人客が多いから、彼は自分の都合の悪い事は通訳して来なかったんじゃないか?って。
あー。なるほどね。
そうだよね。
お互い言葉が分からないんだったら、向こうは全部通訳しているか確認できないし、こっちも通訳してくれた事が全部だと思うもんね。
それが本当だったら倫理意識的なものはどうなんだろう。とかその時は色々考えてしまいました。
旅が終わった直後は、気持ちの整理と忙しかったこともあって、なかなか記事にすることができませんでしたが、4ヶ月経った今はもうそういった部分もすべていい思い出ですよ。
人間、いつ何があるか分からないからずっと落ち込んでても仕方ないし。
この日のランチは飲茶。
連れとビールで一杯
テーブルセッティング
水餃子
アワビがすごい。赤いのはタコ。
点心たち
エビシュウマイ
直後に甘い点心も。
ディムサムバーの店内はこんな感じ。
この日のランチはビュッフェ・ボラボラで。
前日にグラスワインのことがあったし(笑)
私もあんまり人と接したいって気分ではなかったので家族でひっそりと。
夜にはドレミちゃんと一緒にファミリーディスコがありました。
うちの子たちはシャイなので皆んなの輪には入らず、ママの近くで踊っていました(笑)
そして締めには、連れと再び飲み交わし、話を交わしました。
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